患者さんとコミュニケーションをとりたいけど、会話に行き詰ってしまい、気まずい雰囲気に…。なんて事はありませんか。そんな方の為に、話のきっかけになるネタを集めてみました。
引き出しは多い方がいい!患者さんとの会話のネタ集
ベテランさんならそんな悩みはないかもしれませんが、患者さんと接する事に慣れていない新人看護師さんの中には「患者さんとの会話が弾まない」とお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そんな方はいくつか、会話のネタを自分の中にもっておくと良いでしょう。ここでは、そのネタの例をいくつかご紹介したいと思いますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
花言葉
病室にはお見舞いにいらっしゃった方が持ってきてくださったお花が飾られていたりしますよね。そのお花を見て「綺麗ですね」と話のきっかけにするのもいいですが、それだけではそこで話が終わってしまうかも。
では、「ガーベラですね。とっても綺麗。ガーベラの花言葉には“希望”という意味があるんですって」なんて言ったら、会話がより弾むのではないでしょうか。
●患者さんが飾ることの多い花の花言葉
ガーベラ | 希望 |
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ひまわり | 熱愛、あなただけを見ています |
カーネーション | 熱愛、母への愛 |
バラ | 愛しています、恋、愛 |
アイビー | 永遠の愛、友情 |
アジサイ | 元気な女性、ひたむきな愛情 |
ファッション
特に女性の患者さんには、ファッションやおしゃれを糸口にするのもいいですね。病床にあっても、通院中であっても、女性は何かしらオシャレに気を遣っているもの。いつもは身に付けていないものを身に付けている時には口に出して褒めてみましょう。
それも「ステキなネックレスですね」というだけではなく、「ステキなネックレス。似合ってますよ」なんて、モノを褒めるのではなく、どう感じたかを伝えるといいのではないかと思います。
もちろん、男性だって、ファッションを褒められたら悪い気はしないと思いますよ!
●褒める時のポイント
- 大げさに褒めるのではなく、自然に「いいですね」と褒める
- 変化があったらすぐに褒める。例えば、髪型が変わった日にすぐ!
- 自分が素直にいいと思ったことをそのまま「いいですね」と率直に褒める
- 本人が気に入っているかどうかを考えてから褒める
気候・ニュース・地域の情報
オーソドックスではありますが、気候や話題性のあるニュース、世間話は相手が誰でも話が切り出しやすいですよね。だから、普段から、常にネタになるような情報を集めるようアンテナを張っておく事は必要だと思います。
●ネタになる情報が見つかるサイト
Yahoo!JAPAN(トップページ) | http://www.yahoo.co.jp/ |
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オーソドックスですが、Yahoo!JAPANトップページにあるニュースをざっと読んでおくと、話題になっていることが掴めます。 |
ついっぷるトレンド | http://tr.twipple.jp/ |
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ツイッターでつぶやかれている話題のワードがわかります。 |
また、気候の話でも相手を気遣うような問いかけも意識するといいですよね。例えば、「夜中、暑かったですよね」と言うだけでなく、「夜中、暑かったですよね。よくお休みになれましたか」と言ってみてはどうでしょうか。
また、会話を続かせること=コミュニケーションが取れているというわけでもありません。患者さんを安心させ、なおかつ、何気ない会話から患者さんの疾患についての情報を集められるといいですよね。例えば、お仕事の話を聞く中で、「ストレスの多い仕事なんだな」とか、「座りっぱなしで運動不足になりやすいんだな」とかいう情報が得られますよね。会話が続くようになったらそんな事も意識できるといいですね。