医療関係者同士の院内コミュニケーション



医療現場のコミュニケーションに役立つスキルをご紹介。アサーティブネスなコミュニケーションを身に付ければ職場はもっと楽しく、働きやすくなります!

コミュニケーションで職場の意思疎通をスムーズに!

コミュニケーション医療現場には様々な人がいます。これは医療現場だけにいえる事ではありません。一般企業の職場でも考え方が異なる人が一緒に働いていく為には円滑なコミュニケーションが必要です。

ましてや、看護師は患者さんの命に関わる仕事であり、コミュニケーションがうまくいかなかったからといって、ミスをすることは許されません。

しかし、女性が多い職場であり、感情のもつれでコミュニケーションがうまくいかないというケースも多く耳にするのもまた事実だったりします。

アサーティブネスというコミュニケーション技法とは?

みなさんはアサーティブネスというコミュニケーション技法をご存知でしょうか。ビジネス書でもよく取り上げられ、企業における職場のコミュニケーション改善によく使われているのですが、この技法は元々医療現場のコミュニケーション改善のために生まれたものだと言われているんです。

アサーティブネスなミュニケーションは、自分と相手のアサーティブ権、つまり人権を尊重したコミュニケーションという事。相手を攻撃するのではなく尊重しながらも、自分を犠牲にするのではなく自分も尊重するという考え方のもとに成り立つコミュニケーションです。

アサーティブにすればこんなにコミュニケーションが円滑になる!

【実例】後輩がミスをしたらどうする?

NG例 こうすればいい!
「なんでそんな事もできないの!」と頭ごなしに怒鳴る
口では何も言わず、イライラした態度を見せる
「薬の量を間違えるなんて、患者さんの病状に関わるので困ります。今後こういう事が起きないように、きちんと申し送り書を確認してください」
<解説>どんな事が起きていて、それを見てどう感じて、どうしてほしいかを具体的に伝えます。感じたことを伝えるというのは感情をぶつけるというわけではありません。あくまで、感情を言葉に出して伝えるのです。

特定非営利活動法人アサーティブ ジャパンという団体が講座を開催しているので、興味がある方は受講してみてはいかがでしょうか。

特定非営利活動法人アサーティブ ジャパン http://www.assertive.org/index.shtml

このように、アサーティブネスなコミュニケーションスキルを身に付けると、職場のコミュニケーションは円滑になります。是非、学んでみる事をお勧めします。